【アロエベラジュース基礎講座1】〜原料編

アロエベラ商品の良し悪しは原料!
アロエベラ生葉の栽培環境をまずは見極めましょう!

アロエベラジュースの原料となるアロエベラの栽培方法を確認しましょう!

あなたのアロエベラジュースの原材料、本当に無農薬ですか?

アロエベラは、本来害虫に強い植物です。

ですから、ほとんどのアロエベラ農場は殺虫剤等の農薬は使わないと予想されます。

ポイントは雑草対策です。

アロエベラを栽培する環境は、雑草も大きく高く伸び易い環境でもあります。

雑草が高く伸びると日光がアロエベラに当らず、ほっそりした見るからにひ弱な生葉になってしまいます。

アロエベラ農家の方が一番手を焼いているのがこの雑草です。

海外はともかく、日本のアロエベラ畑は比較的狭く、除草機を入れられない場合が多いです。

ですから、除草剤を使わず雑草を抑えるために、「人が抜く」のがほとんどです。

特に夏場の雑草の発育スピードはすさまじく、アロエベラの何倍も早く生長しますから、もう大変です。

そこで、これから飲もう、食べようと考えているアロエベラ畑を確認しましょう。

アロエベラ畑の写真なども雑草がところどころ生えているのが確認できたら、除草剤も使っていない完全無農薬で栽培していると思われます。

まずはアロエベラ畑をチェックしてください。

あなたのアロエベラ、肥料は大丈夫ですか?

アロエベラ栽培にとっても肥料はとても重要です。

与える肥料によって栽培期間、大きさ、そして何よりアロエベラの品質そのものが左右されます。

牛糞や鶏糞などの肥料でアロエベラを露地栽培で3年間育てたものと同じ大きさにするのに、化学肥料を与えれば、その数分の1の期間で生長させることができます。

健康のために身体に入れるもので、どちらの肥料を与えたアロエベラが良いかは言えずと知れたことです。

ちなみに市販で販売されているアロエヨーグルトに入っているアロエは、タイや中国で化学肥料を使って短期間に大量に栽培されたアロエベラを使用していると考えられます。

また、ワンコインで買えるようなアロエベラ飲料も同様です。

ですから、「アロエはアロエ」と考えず、まったくの別物と考えてくださいね。

あなたのアロエベラ、栽培期間は?

アロエベラにとって栽培期間は重要です。

肥料によっても大きく異なるのですが、やはり栽培期間を長くして、じっくり、ゆっくり大きくしたアロエベラの品質は高いです。

同じ大きさでも、栽培期間が長いとその栄養成分には大きな違いが出てきます。

アロエベラは、地中に根を這わせて、水分や栄養分を吸収します。

アロエベラはもとは乾燥した地域の植物です。自分の身に水分を蓄え、熱い乾燥した環境でじっと我慢をします。

地表の少ない水を求め、細く多くの根を這わせて水と栄養分を体内に取り込みます。

そしてまた日照りと乾燥に水分を奪い取られ、また水を求めます。

その過程を多く重ねれば重ねるほど、アロエベラには、水とともに蓄えられた栄養素が蓄積していきます。

そしてそういった過酷な環境に長期間身をおくことで、アロエベラ自身を大きく強くしていくのです。

ですから、栽培期間は必ず確認したほうが良いでしょう。

少なくとも発株して2年間ぐらいは栽培されたものが良いと思われます。

あなたのアロエベラ、露地もの?ハウスもの?

できるだけ原産地に近い環境で栽培された野菜の方が良い、というのはすべての農作物において共通の認識だと思います。

アロエベラでも例外ではありません。やはり乾燥地帯で、長い期間放置されて生き残ったアロエベラが一番品質が高いものだといえるでしょう。

自然環境の過酷な条件で育ったもののほうが、その生命力自体、強靭だといえます。

ジリジリと焦がされるような太陽の日差しをうけ、根こぞぎ持っていかれるような激しい雨風をうけたアロエベラと、年間の気温の変化も少なく、すくすくと育てられたアロエベラの品質は、やはり大きく違うと思われます。

もちろんハウス栽培でじっくり丁寧に育てられたアロエベラで良いものも多くあると思いますが、できることならば、露地栽培のアロエベラを選んだほうがよいでしょう。

海外のアロエベラとの環境の違いについて

お客様に「海外のアロエベラと宮古島のはどう違うのか」とよくご質問を受けます。

当店の回答としましては、「土壌による成分量の違いは多少あると思いますが、大きな違いはない」としています。

ただ、そうはいっても当店として客観的にできることはないかと、代表的な生産地(アメリカ・ハーリンジェン)の気候等の栽培環境をできる範囲で調べてみました。

  • アメリカテキサス(ハーリンジェン〉
  • 平均気温23.4℃ 湿度81% 平均降水量633mm 参考サイト 温暖湿潤性気候

    土壌は主にシルト(細砂)と粘土の混合土(埴壌土)の弱アルカリ性で肥沃。保水もあるが、透水性(水はけ)もよい土壌。

  • 宮古島
  • 平均気温23.6℃ 湿度77% 平均降水量2,021mm 参考サイト 熱帯雨林気候

    土壌は島尻マージと呼ばれる琉球石灰岩の風化した土壌で弱アルカリ性、肥沃でミネラルが多いのが特徴。保水性がなく、透水性が高いため、干ばつの危険が伴う。

  • 沖縄本島(名護)
  • 平均気温22.6℃ 湿度75% 平均降水量2,019mm 参考サイト 温暖湿潤性気候

    主に国頭マージと呼ばれる国頭礫層などの母材に植物等の堆積によりできた土壌。強酸性で痩せた土壌だがミネラルは比較的多い。水はけが悪く赤土流出が起きやすい。

比較すると平均気温が23度前後で湿度が80%前後とほぼ同じような数値です。異なるのが降雨量で、ハーリンジェンと比べて沖縄は約3倍の降雨量があります。

ハーリンジェンと宮古島に関しては、降雨量の半分は大気に蒸発し、残りの多くも土壌に透過してしまうので、結局は灌漑用水を用いて土壌の水分量を調節します。人工的に一切の水やりをしないならば別ですが、そうでなければ自然環境による水分においては大きな違いはないと思えます。

ただ、名護においては、水はけの悪い土壌なので、雨が続いた場合は、品質に影響がでるかもしれません

ちなみに宮古島を例にとると、降水量の5割が大気へと蒸発し、4割が土壌を透水し地下水に流れ、残りの1割のみしか土壌に残らず、晴天が続くと干ばつが起きかねないので、水やりは必要です。

土壌に関しては、各産地とも特徴があり、また、その土壌を元に改善改良を施していきます。

たとえば、ハーリンジェンなどでは土壌に窒素や養分を増やすためにマメ科の植物を植えたり、宮古島では黒糖を発酵させた液体を散布し、微生物を活発化させて土壌に有機物を増やそうと工夫をします。名護などでは水はけを良くするために水はけのよい土を混ぜたり、酸性をアルカリ性にすべく石灰をまくなど、様々な取り組みをしていると思われます。

宮古島の土壌はミネラルが豊富なのが特徴ですが、同様に他の産地の土壌でもその場所によっての特徴がきっとあるのだろうと思います。