宮古島の人はお酒が好きです。
泡盛は琉球王朝の時代から続く日本最古の蒸留酒といわれています。
沖縄県全体で現在47 の泡盛の酒蔵があり、宮古島にはそのうち6 件です。
これは全体の12.7%となります。
沖縄の人口に対して宮古島の人口は3.7%です。
つまり12.7%の酒蔵が人口3.7%の宮古島に集中しているということは、宮古島の人は他の地区に比べていかに多く泡盛を飲むかということを表しています。
酒量が多い原因のひとつは、宮古島の独自文化「オトーリ」です。
オトーリとは宴席で泡盛の水割りをひとつの器で回し飲みする文化です。
まず「親」を決め、「親」は口上を述べた後に杯の泡盛を飲み干します。
そしてその杯に泡盛を注ぎ、となりの「子」へ杯を回し、「子」は黙って飲み干した後に「親」に杯を戻します。
「親」は杯に泡盛を注ぎ、次の「子」に渡し、、とこれを繰り返します。
全ての「子」が飲み終えたら、「親」は礼を述べて最後にまた飲み干し、次の「親」に杯を渡すといったルールです。
私はそれほど酒に強くありません。参加人数が多いと飲む回数も口上も少なくなるので良いのですが、だいたい3 ~ 4 人でオトーリをする場合が多く、「親」が何度もまわってきて飲む量も口上も多くなり、後半は酔いもまわって口上も何を話しているのかわからなくなります。
宮古の人はオトーリ後もケロっとしていて、「大石さん、次行こうか」と二次会に私を引っ張っていきます。
翌日は二日酔いで午前中はほぼ仕事にならないことが多いです。
だからオトーリは正直苦手です。。



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