建て替えへの道②

店長202509 ニューズレター

こんにちは!厳しい残暑が続いていますね。毎日アイスに手が伸びてしまいます。
夏の疲れがじわじわ出る頃ですので、どうぞご自愛くださいませ。

さて、今回は、「家建て替えへの道」第二弾です。工務店と契約も済み、間取りも決まりました。
建て替えなので、まず今の住まいを解体し、土地をまっさらにします。

そこで、工務店が提携している解体業者さんが見積りのために調査にきました。
担当者さんは、「可能性は低いけど、アスベストが出るかも」と。アスベストが出たら、まず手作業での除去が必須なので、解体費用が跳ね上がります。
業者さんの経験では20 軒解体して1 軒あるかないからしいです。
「我が家は、たぶん大丈夫だろう」と、その時は軽く受け止めていました。

その後、工務店を通じて見積りが届き、金額は予算内でしたが、備考欄に「アスベスト含有時は別途見積り」と。
不安になったので、今の家屋の設計図を引っ張り出しました。
建材の名称を国土交通省のアスベストのデータベースで検索してみると、屋根はアスベスト材の可能性が大!
「うわ、マジか、、」思わず声がもれました。
データベースではその他の建材はわかりませんでしたが、もし外壁も対象材だったら、費用はどれくらい膨れるのかと、怖くなりました。
そこで、工務店の担当者を通して先日の解体屋さんに「アスベストが出た場合の最大費用を見積もって」と依頼したら、外壁処理のみの見積りが出てきました。
「屋根材のこと、伝わってないのかな」とモヤモヤしつつ、金額はかなり高額でした。

そこで、ネットで探した他の複数の解体屋さんにも見積りをお願いしました。
A 社はアスベストの外壁なしだと安いけど、アスベストありだとB の方が安いし、C 社は安いが対応に不安、、どこがいいのか悩みました。

結局、外壁のアスベストの有無がわからないと先へ進まないと気づき、私自身で外壁をアスベスト検査機関に送って検査してもらいました。
ベランダの外壁が少し崩れていて、破片が下に落ちていたので、水泳のゴーグルとマスクと手袋を装着し、破片をジップロックに封入しました。
これまでまったく気にも留めていなかった破片が、急に危険物に見えてしまうから不思議です。

検体を送って1 週間後、結果はメールで届きました。
検査結果のファイルを開けるときは、ちょっとした受験生の気分でした。
結果は「不検出」!!思わず「おっしゃー!」と叫び、ひとりガッツポーズ(笑)

紆余曲折の末、結局、工務店紹介の解体業者さんにお願いすることにしました。
実は最初に提示された見積りは、すでにアスベストの屋根材の処理費を盛り込んだ金額だったのです。この額が見積りをとった中で最安でした。
まさに「骨折り損のくたびれもうけ」。
工務店の担当者には「はやくいってよ~」と松重豊さん風に軽く愚痴をこぼしました。

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